パート2【お華束体験記】
今回の特集は茨城県つくば市にある茨城1組の明超寺にお邪魔して、報恩講に用意するお華束作りの取材をしてきました。
取材当日、本堂で住職のお話と勤行の後、作業場へと移動した参加者と取材班。厨房ではすでに餅米を蒸かしていました。

上の写真はつき立てのお餅を取り出している様子です。
蒸かした餅米を餅つき機へ入れてお餅にしていきます。そして、熱々のお餅を作業場へ持っていったら丸餅カッターという機械に投入です。ハンドルを回すとノズルから餅が出てくるので付属のナイフでカット。

↑ 丸餅カッター
取材前の打ち合わせの際に聞いた別のお寺での作り方は、平たくした餅を型抜きで丸餅にしていくということでした。それに比べると熱い餅に触れなくていいのは火傷の心配もないので安心ですね。
カットした丸餅を参加者の皆さんと取材班で成形していくのですが、皆さんそれぞれやり方が違うのが印象的でした。初体験の私も成形にチャレンジしましたが、私が1つ作る間に慣れた方は3つ以上作っていました。簡単そうに見えますが難しいですね。
成形する作業台にはクッキングシートを敷いて少量の片栗粉をまぶしていました。試行錯誤の末に辿り着いた形とのこと。片栗粉がお餅に大量に付いているとカビの原因となるため、またクッキングシートは後片付けを楽にするためとおっしゃっていました。住職たちの長年の苦労や創意工夫が垣間見られます。

↑ 担当の方々で協力して作業します。

↑ 丸餅ひとつは手のひらサイズ

↑ 刺すのも大変💦

↑ 数が揃うと圧巻です
碁盤の形をした台に成形した丸餅を乗せてご門徒の皆さんは解散。乾燥させた後、住職たちが丸餅を竹串に刺して初日は終了です。





