教区その現場から-能登震災支援活動-
能登震災支援活動報告 令和6年1月1日、能登半島を襲った地震は、年始という憩いの時間を破壊し、大勢の罹災者を生み出しました。日本中から支援の手が差し伸べられる中、「茨城1組」を母体として結成された「NPO法人ボランティ…
巻頭コラム⑬ 「過去が未来の鏡」になり得るとき
毎年、8月のキーワードは「戦争」である。2019年に亡くなった加藤典洋さんは、「戦後世代に戦争責任はあるのか」という問いを立て、「それは、『ない』ということから考えていっていい、『ない、しかし、引き受ける』というみちす…
「記号接地問題」
慶応義塾大学環境情報学部の教授で、言語認知発達や言語心理学などを専門に研究されている今井むつみ氏より、「生きた知識とは何か?」をキーワードにお話をいただいた。 初めに、私たち人間が「言葉」があることによって安心してし…
「何を以って僧侶なのか」
この言葉は特別講義にて曹洞宗・恐山菩提寺院代である、南直哉先生が講義中にふと口にされた言葉です。「何を以って僧侶なのか」と。この言葉を聞いたとき私はいつ僧侶になったのだろうかと思い起こしました。 私は母方の実家が寺で…
「人間は死ぬということを「知らない」」
私は真宗門徒として生きている中で、何の為に、誰の為にこの仕事をして、真宗の僧侶として生きているのかを考えます。それはお寺のため、門徒さんのため、そして何より私の周りにいる俗世間を生きる真宗の教えを知らない皆のためだと思…
東京教務所及び宗務出張所の事務休暇について
東京教務所及び宗務出張所の事務休暇は以下のとおりとさせていただきます。何卒、ご理解・ご協力のほどお願いいたします。 【東京教務所】期 間 2024年8月13日(火)~ 19 日(月)緊急連絡先 090-5760…
巻頭コラム⑫ 『阿弥陀さんの謝罪』
『阿弥陀さんの謝罪』 ひとは、誰かに謝罪をしてもらわないと気の済まないものを抱えている。車庫から車で、外の道路に出ようとしたとき、左から走ってきたバイクと接触しそうになった。バイクの運転手は、「いい加減にしろ、このやろ…
聖典学習会―『観経疏』に学ぶ―の開催について
東京教区『聖典学習会』を、8月21日(水)13時00分より開催いたします。聖典学習会は、東京教区内の真宗大谷派教師及び寺族の教学研鑽を目的として開催します。※聴講は寺族・門徒問わずどなたでも可能です。 【期日】2024年…
第2回慶讃法要の意義を学ぶ研修会
このたび、下記の通り研修会を開催いたしますので、是非ご参加ください YOUTUBEでもご参加いただけます。https://kyosan-tokyokyoku.jp/1129igiwomanabu-1
「真宗の教えに縁がないと生から死へまっしぐら」
私の前職は高齢者向けの福祉用具の営業でした。例えば、杖は利用者の生活範囲を広げる助けになります。買い物に出かけるなど、自立した生活を送るために欠かせません。また、利用者自身が自立した生活を送ることで、介助者の負担を減ら…