青龍山 大德院 淨泉寺

じょうせんじ

〒327-0845 栃木県佐野市久保町41番地

https://senshin.net/
寺院名青龍山 大德院 淨泉寺 (じょうせんじ)
住所〒327-0845 栃木県佐野市久保町41番地
電話番号

0283-24-1355

FAX0283-24-9710
メールアドレス

sano@ice.sc

設備
  • 駐車場

  • お墓

  • 納骨堂

  • 合祀墓(永代供養墓)

  • バリアフリー

  • お斎会場

取り組み
  • お寺で法事ができる

  • 自宅に伺い法事ができる

  • お寺で葬儀ができる

  • 葬儀に来てくれる

  • お墓まで来てくれる

  • 帰敬式(法名の授与)ができる

  • 仏前結婚式ができる

  • 仏事相談ができる

  • お盆やお彼岸などお参りに来てくれる

  • 報恩講や聞法会に参加できる

  • 子ども会がある

お知らせ

報恩講(11月1日~2日) 永代経法要(4月第三土曜日) 盂蘭盆会法要(8月13日) 洗心幼稚園認定こども園 ボーイスカウト

お寺の歴史

青龍山 大徳院 淨泉寺 略縁起 (真宗大谷派/栃木県佐野市) 淨泉寺は、栃木県佐野市において唯一の真宗大谷派(本山:真宗本廟・東本願寺)に属する浄土真宗寺院である。
正式名称を「青龍山大徳院淨泉寺(せいりゅうざん だいとくいん じょうせんじ)」と称する。 一、創建と起源 その創建は、戦国の動乱が未だ止まぬ天正二年(1574年)、下野国佐野郷において、佐野氏一族の一人が浄土真宗に帰依し、出家して一宇を建立したことに始まる。開基は、田原藤太秀郷の流れを汲む佐野小太郎修理亮宗綱の孫とされ、旧田沼町吉水の地にて念仏の道場を開いた。 二、唐沢山城の廃城と移設伝承 創建地である吉水(良し水)は、かつて佐野氏の本拠であった唐沢山城(からさわさんじょう)の西麓に位置していた。
しかし、関ヶ原合戦(1600年)後の幕府による一国一城令と近世城下町整備の流れの中で、唐沢山城は廃城となり、居城が麓の春日岡(かすがおか)に移される。これにより新たに春日岡城(のちの佐野城)が築かれ、城下町の形成が進むなかで、淨泉寺も吉水から現在地である久保町(窪町)へと遷座したと伝えられる。 この移設は単なる物理的な移動ではなく、「城とともに移る寺」として、城下の東方を守る位置に据えられたことに宗教的・象徴的意義が見出される。これが後の「青龍山」の山号選定にも影響を与えたと考えられる。 三、本多上野介正純公の寄進 江戸初期、当地を含む下野国の一部を治めたのが、徳川家康の側近・宇都宮藩主 本多上野介正純(ほんだ こうずけのすけ まさずみ)である。
慶長年間(1596〜1615年)、本多正純は、当寺に対して三反二畝二十歩の田地を寄進したと伝えられている。 これは、浄土真宗寺院の教化活動に理解を示した正純公が、念仏道場を地域に根づかせるべく行った施策の一つであり、領主の庇護と寺院の信頼関係を象徴する重要な歴史的事実である。 四、火災と寺号の下附 その後、貞享年間(1684〜1688年)に寺は火災に見舞われ、堂宇と諸記録の多くを失う。
しかし、法灯は絶えることなく守られ、元禄年間(1688〜1704年)には、東本願寺第十六世門主・一如上人より、正式に「淨泉寺」の寺号が下附された。 このことにより、宗門における正式な末寺としての地位が明確となり、以後の法脈が確かなものとなった。 五、久保町への定着と地勢の象徴 文化十二年(1815年)、第九世住職・釋昌潤の代に、現在の佐野市久保町(旧・窪町)に仮本堂が建立され、以後この地に定着する。
この地は、春日岡城の東方に位置し、風水でいう青龍の位置(東方守護)にあたる。 かつて「窪町」とも記されたこの地域は、池沼や湿地が点在し、地下水が豊富で、清泉が湧く土地である。
こうした地勢にちなみ、寺号に掲げられた「淨泉(じょうせん)」とは、煩悩を洗い清める浄土の水の象徴であり、清らかな信仰の場にふさわしい名といえる。 六、山号「青龍山」と観音信仰の象徴 寺の背後には、「観音山」と呼ばれる小高い丘陵があり、古来より観音信仰が根づいてきた。現在も、引地山日向寺跡や馬頭観音堂が残され、地域の人々の信仰対象として護持されている。 仏教において「青龍」は、東方を守護し、水徳と成長・保護の象徴とされる。また、観音菩薩と共に民を守る護法善神としても知られる。
青龍山という山号には、春日岡城を東から守護し、仏法と民衆の心を清らかに潤す場であるという宗教的願いが込められている。 七、平成の再建と現在の歩み 昭和末期には本堂の老朽化が進み、平成二年(1990年)には再建事業が行われ、現在の本堂が建立された。
地域門信徒の尽力と協力によって、淨泉寺は現代においてもなお、念仏の道場として静かにその役割を果たし続けている。 現住職は、創建家系である佐野家の流れを汲む第十六世・佐野韶良(さの・しょうりょう)。
仏祖釈尊、宗祖親鸞聖人の教えを受け継ぎ、現代社会と地域に開かれた寺院として、法務・教化・慈悲の実践に努めている。

その他

隣接敷地内に学校法人浄泉寺学園の、幼児教育施設があります。 ・幼保連携型認定こども園「洗心幼稚園 認定こども園」 ・企業主導型保育施設「せんしん未来サテライト」 ・放課後児童クラブ(学童保育)「洗心エレメンタリークラブ」 ・小学生教室「洗心塾」 0歳から12歳までの、総合教育施設として運営されています。

アクセス

◎公共交通機関 JR、東武鉄道「佐野駅」下車→徒歩10分 ◎自動車 東北自動車道 「佐野藤岡」ICより10分