厚生労働省によると、2020年にお亡くなりになった方は、約137万人とされ、2040年までお亡くなりになる方が増え続けるという統計もあります。多くの場所で葬儀が営まれる昨今、特定の宗教に縁がなく、ご自身は「無宗教」と思われている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。また、普段は無宗教と思われている場合でも、葬儀の際には、寺院や僧侶にお願いする場合もあるのではないでしょうか。この記事では、無宗教であったとしても、葬儀を真宗大谷派の寺院や僧侶にお願いしてもよいのか、解説をしてまいります。
無宗教でも葬儀を真宗大谷派にお願いしても構わない?
結論から申しますと、全く問題がありません。様々なご縁の中で、真宗大谷派の寺院や僧侶を知り、お願いすることがあると思います。真宗大谷派は、お亡くなりになった方を通して、私たちのいのちの本当の姿を知り、お念仏の教えを聞く機縁になることを願って、葬儀をお勤めしております。どのような状況であったとしても、その場所に伺った僧侶は丁寧に勤め、お念仏の教えと阿弥陀如来と亡き方からの願いをご一緒に聞かせていただきます。
真宗大谷派に葬儀をお願いするためには、どうすればいいの?
ご縁のある方は、直接寺院や僧侶にお願いすることが望ましいですが、昨今は様々な事情により、お付き合いが少ない方も多くいらっしゃいます。真宗大谷派の各地域では、葬儀にお伺いします寺院や僧侶を責任もってご紹介し、大切な葬儀をご一緒にお勤めさせていただいております。お伺いするのは、真宗大谷派の僧籍を持った僧侶であり、各地域に近い方をご紹介することも可能でございます。真宗会館にて、葬儀のご相談や寺院紹介を承っておりますので、ご遠慮なくお申し付けください。
※寺院検索は東京教区(1都8県)の真宗大谷派の寺院を調べることが出来ます。
葬儀をお願いした寺院や僧侶に、その後の年忌法要もお願いしても構わない?
大切な場所をご一緒した寺院や僧侶とともに、四十九日、新盆や年忌法要を勤めても、もちろん構いません。候補日程や場所をある程度決めた段階で、僧侶や寺院にご相談され、日程や当日の流れを決定することが望ましいです。ご不明な点はお気軽にお問い合わせくださればと存じます。また、葬儀は済ませたけれども、別の真宗大谷派の寺院や僧侶にお願いしたい、葬儀は別の宗教であったけれども、年忌法要は真宗大谷派で勤めたい、実は真宗大谷派の家系であるとわかり、法要は真宗大谷派にお願いしたい、など様々な理由によって、寺院や僧侶をお探しの方もいらっしゃいます。真宗大谷派では、葬儀のみならず、年忌法要や節目の法要などをご一緒にお勤めいたします寺院をご紹介しております。もちろん、真宗大谷派の僧籍を持った、経験豊富なものがお伺いいたします。