あなたにとって子どもの時のヒーローと言えば何だったでしょうか?鉄腕アトム、ウルトラマン、仮面ライダー、スーパーマン、バットマンなどなどでしょうか。私と一緒に暮らす子どもたちは現在プリキュアに夢中です。私の子どもの時は、ドラゴンボールの孫悟空やウルトラマンだったと思います。最近、私の中でヒーロー株が急上昇中のヒーローがいます。子どもと一緒に見ているのですが、それはアンパンマンです。
というのも、あるラジオでやなせたかしさんの生涯やアンパンマンに込められた願いを聞きました。アンパンマンの作者ということしか知らなかった私は、やなせさんが戦争で中国に行っていたことや、アンパンマンを発表したのが50代になってからなど、知らないことがたくさんありました。
特に印象に残っていることが、やなせさんの正義に対する考え方です。ここでは多くは語れませんが、やなせさんにとって正義とは、悪者をやっつけるヒーローではなくて、飢えて苦しんでいる人にパンをあげるというものでした。これは戦争体験から、正義というのは、時代や場所や状況によってころころ変わるということに気づき、変わることのない正義とは、いったい何だろうと考えた結果のようです。別にやなせさんの考えがすべて正解で素晴らしいという気はありませんが、何か疑うことの重要性を感じました。真宗の教えを握りしめて、決めつけてしまっていないだろうか。今味わっている真宗の教えを、あらためて味わいなおすきっかけになった気がします。
それでは、バイバイキーン。
『Network9(2024年12月号)より引用』洲崎 善裕(東京教区駐在教導)







